ウェブアクセシビリティとは

ウェブアクセシビリティ

一般的には聞き慣れない言葉だろう。ウェブアクセシビリティとは、ウェブサイトを利用する全ての人が、年齢や身体的制約、利用環境等に関係なく、提供されている情報に問題なくアクセスし、利用出来ることを意味する。

総務省からも、「みんなの公共サイト運用モデル」として、国や地方公共団体等の公的機関のホームページ等を対象に、実施すべき取り組み項目とその手順が示されている。

ウェブサイトは、閲覧者が知りたいときに主体的に情報を得ることが出来る手段であるため、高齢者や障がい者の方にとって、健常者のそれよりも重要な情報源の一つであると言える。

しかし、ウェブアクセシビリティが確保されていなければ、操作に不慣れな高齢者が探したい情報を得ることが出来なかったり、意味の通る手順でテキストを音声出力出来ないため、全盲の方が内容を把握出来なかったり、文字の大きさを拡大出来ないために、弱視の方が読むことが出来ないといったことが生じる。

以前から指摘されていたことではあったが、東日本大震災の際、高齢者や障がい者の方に必要な情報が届かなかった事例もあり、顕在化することになった。

伝えたい情報がきちんと届くということは、地域の観光や産業を地域外にも広くPR出来ることから、地域経済の活性化の一助にもなりうる。さらに企業の社会的責任を果たすことによるイメージアップや、シニア市場の開拓、障がい者の就業支援にもつながる。ウェブアクセシビリティはもはや「無視出来ない」ものではなく、むしろ積極的に取り入れるべきであると考えている。

小林隆暁
中国新聞「でるた」寄稿(2014年4月23日夕刊)

弊社事務所が制作に関わったウェブアクセシビリティに準拠または配慮したホームページ

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関連リンク

みんなの公共サイト運用モデル(2016年3月22日みんな公共サイト運用ガイドラインへ改編)
ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)
JIS X 8341-3:2016

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